9.26 霞ヶ浦くり盗り物語

 2004年9月26日

今回の千夜釣行Story12を飾るゲストは 
杉並のネットアイドル Y口氏
「水は地球の命です」

朝鮮戦争後 祖国分断から月日は流れ はや69年 
いや間違えました半年ぶりでしょうか
「祖国統一」を胸に
北の兄弟へ土産を渡すため 再会を心待ちにしておりました
ん〜、、、 かっこいい始まり方ではありませんか??

わたくしは 「どこいきたいか決めておいて」との言葉に
思慮していた
前日夜 恐る恐る『あのさ〜明日 釣りいきたいんだけど、、、、ダメ?、』
「エエー??釣り〜っっ!?ドコだよー?イヤだよー!!
遠いし早起きしたくないよ 近くのドンキとか」
案の定 却下方向です
かなり押し問答の末 しばし考えさせてくれと電話をガチャリと切られる

今回の交渉人は スーハー漁師バビロン
自称 関東切っての敏腕ネゴシエーターだ
穴倉に引き篭もった漫画オタクを誘き出すために
雨が降りしきる中「明日は晴れ 投げたら誰でも釣れるパラダイス★」
ネゴリネゴリ ネゴシエーションを繰り返す
天気予報は限りなく雨 釣れるかなんて その日の状況でかわるので 
そんなことはわから〜んっっ
釣行記でも 「過去の実績に捕われるな 今 その瞬間の状況を感じ取れっ」
と声を大にして公言していることでもわかる

苦難の交渉の末 オファーをシブシブ承諾してくれました

出発は7:30
雨が降っております、、、、、
ナビに従い 我々は大泉I.Cを目指す
環八から目白通りを左折し 大泉→の看板を見ながら走るも
右折レーンは現われず 新座料金所を通過、、、
所沢I.Cの看板とか出てきております、、、
関越道走ってませんか??いや間違いなく走っております、、、

このままハラダ農園に行ってしまいそうな勢いっぷりに
車内はギャーギャー大モメに大モメです
所沢で降りて また所沢から乗って戻って一路外環へ、、、
「もうっ恥ずかしいっ!!」を連呼し料金所で寝たふりをするY口
以前にも 2人でスノーボードにいくときにドクターモリの看板を
見ながら沼田I.Cを通り過ぎモメにモメたことを思い出し
懐かしいキモチになりました
そんな わたくしのおおらかなキモチとは逆に
Y口は般若の形相で怒り狂っております

モチのロン 道中は寝ております
クーラーが効きすぎると「さむい さむい バビはワザと起こそうとして
クーラー強くしてるんだ!まるでnさんのようなイジワルなことする!!」と
騒ぎ立てます
『Y口のぶんの水の中も見えるマジカル3Dメガネも持ってきたから掛けてみ』
というと
「イヤだ!そのメガネをかけた途端バビの笑顔がサブリミナル効果のように出てきて
洗脳されそうでコワイっ!!」と、、、

目的地はパラダイスゲート
向かう途中 クリがたくさん落ちていたので寝てるY口に知らせると
「今すぐ戻ってクリを拾わせて!!」と騒ぎます
しかも 「こんな人気のないとこに連れ込んで わたしを犯そうとしている!」
とのたまう始末
自意識過剰もはなはなだしいヤツです

目的地についた 我々は準備をし はじめてゴム長を着た
Y口と記念撮影
ゴム長姿でサンシタ切って「へいっ!いらっしゃい!なんにしやすか!?」
「安いよ安いよー」とやる姿に言葉を失ってしまいました
こ こ こ これがファッションリーダーと呼ばれ世の殿方たちに
チヤホヤされ 全盛期はギロッポンを闊歩し ケンシロウと呼ばれていた
あのY口なのか!?
しかも被り物のビニガッパを着て、、、
すばらしいっ! 実にすばらしいっ!! 人が堕ちていく姿は儚くも美しいモノだ

フローターを抱え パラダイスゲートをくぐり
あうあう潜り抜けられないよ、、、
底なし沼のような泥沼にハマったわし等は四苦八苦

し し し しかし この体形 ホントにわしなのか???
色白ひ弱美少年とチヤホヤされて はや●●年 
ここ1年過度のストレスで10キロは増えてはいたが
目を疑いたくなるダラシない姿に
冗談抜きで絶句、、、

Y口のフィンのゴムは切れ 部品は水の中へ この部品がなければフィンはつかない、、、
わしは朝からドロ水に手を突っ込みドブ浚い
「よく こんな汚い水に手突っ込めるね??もーイヤだ もーイヤだ 帰りたい」と
人種差別 職業蔑視するような視線でドブ浚いする わしを見ております
部品がみつからないので 無理矢理Y口の足にフィンを縛りつけます
ウエーダーがデカすぎるのか
???Y口の足が人間工学でわ有得ないな方向に足が折れ曲がっております、、、
足を曲がらない方向へ わしが無理矢理曲げようとしてるので
「イタイ!!イタイ!!」と騒ぎます
たく 相変らずガタガタうるせーオンナだな

ここはパラダイスのハズだったのだが 3投して釣れる気配でないことに
気づきました、、、 このへんの嗅覚はかなり鋭いのです
しかも 「Y口 見てて こう投げるんだよ」と投げた
銘竿エアリアルから勢いよく出たラインはダンゴの塊のようにグジャグジャに
なって飛んでゆきました、、、
スピニングリールでは有得ない光景、、、
「あああ、、、、」Y口のほうを恐る恐るみると
『なんだよーオメーまったくのド素人ぢゃねーかよ!!サイアク』
雨も降りしきっております、、、 釣れません、、、 最悪の展開です、、、
そうです 釣れない そんな日もあります、、、
カッパ姿が哀愁を漂わせてます
『これでガイド料なんか取ったらマジでモメるよ』
真顔でこういうY口のカッパ姿は悲しいすぎて 滑稽です
そんなY口も たまにすごいイイとこに入ります センスありありです
『奥様ナイスキャストー!!』
が減水してるのでキワにサカナついてないんです、、、
 

アタリもクククン クククンと2回くらいあったのを確認しました
ああ Y口に釣れてほしいな〜っ と最初のウチは本気と書いてマジに思いました
でも基本的に自分だけ釣れればいいので放置です
>せっかくの休日ですからね ぐふぐふ

わたくしは 宗方コーチの言葉とおり コーナーを狙って
なんとか1尾水揚げすることができました
 

良かった わしだけでも釣れて
みてください この満面のだらしないエビス顔 ニヤニヤ

これ以上 サイアクな展開を避けるために
これにて撤収することに

パラダイスゲートにて 泥につかったクリ拾いを ふたりで開始
くりひろ〜い☆ くりひろ〜い☆ くりひろ〜い☆
たのしいな〜 くりひろ〜い たのしいな〜 くりひろ〜い

ここのクリを拾い尽くしたところで 山道を降り
朝 クリがたくさん落ちていたところへいくと
すでにデカいイガだけで 中身がカラっぽ、、、
「バビが朝止まってくれなかったから取られちゃったんだ!!バビのせいだ!!」
モメにモメます
この山道をクリ拾いしながら 降りてゆきます
くりひろ〜い☆ くりひろ〜い☆ くりひろ〜い☆
たのしいな〜 くりひろ〜い たのしいな〜 くりひろ〜い


昼飯を食べに「珍来」へ
ここでもモメにモメます
トイレに行っていた わしは戻るとY口がいないので
ひとりで座敷に座って Y口どこ行ったのかなー?と待つこと10数分
怒りの形相でY口登場
「なんでオマエこんなとこいるんだ!?わたしずっとあっちの
席で待ってたのに!!!なんで探さないんだ!?」
『ええ〜?トイレ行ってると思ったからー』
「ふたりで同時にトイレいくなんて そんなマナー知らずなことしない!!」
「もう憎いっ!!なんでオマエはこうバカなんだ!!もう口聞いてあげないっ!!」
罵詈雑言の嵐 目はチカラ強く怒りの炎で燃えています
なんで こんなに怒りっぽいんでしょうか??

恐くて恐くて ひぃ〜〜って怖気づいてしまいそうになるんですっっっ

その怒りっぷりに
カルシウムを摂取しなさい スーハースーハー深呼吸をしなさい
と小一時間説きたいですよ

話が飛びましたが
ご機嫌伺いに『ねえねえ 何食べるの?』
「知らないっ!!口聞かない!!」
本気で怒っております
『トイレに行ってると思ったから、、、、』
「いくわけねーだろっ!!」
怒りんぼ大将は ぷんすかぷんのぷりぷり殿下状態です
注文したものはコレです
 

みてください労働者な濃ゆい味付けに労働者な量です
げふぅ〜っ
撮影は わし&Y口 実にすばらしい絵です
Y口の写真は ホントすごい勉強になります その才能が憎い憎々しい肉っ!!
本当に得ることがたくさんあります
言葉には出していうことはありませんが学ぶことがたくさんあります

このあと湯楽の里を目指す途中 クルマはわき道へ何度も逸れ
「あれクリの木ぢゃん??スゲーデケーくりだ!!」
『あれはくり畑だからダメ!!』
こういうときはモラリストのY口は終始助手席で薄目で寝たふり
窓をコンコン ノックするとギョッ!?とした顔でこちらを見ます
犯罪者の顔つきですよ
クリひろ〜いではなく 
コソコソくり盗〜り、、、 コソコソくり盗〜り、、、 コソコソくり盗〜り、、、
ヒソヒソくり盗〜り、、、 ヒソヒソくり盗〜り、、、 ヒソヒソくり盗〜り、、、

「あれわっ!?」
『ダメっ!!』
結果も結論も求めてない
壊れたテープレコーダーのような同じ会話の繰り返し

湯楽の里で温泉につかり 今日の疲れを取り

一路 東京へ

ドンキを経由したのですが Y口のカッコはおよそファッションリーダーには
ほど遠い 上下同色(ねずみ色)のスエットにサンダル姿
(上は 横文字ロゴ入り)
冴えない女の部屋着というか、、、 がしかし流石ファッションリーダー違和感なし
高校生のとき 夜みんなで遊びにいくのに迎えに行った
同級生のかわいい女の子が
家から上下エンジ色UCLA?と書かれた毛玉だらけのスエット姿で出てきて
エエ?女のコってパジャマかネグリヂェぢゃないの??と
少年心にショックを受けた『15の夜』を思い出しました
盗んだバイクで走りだす〜っっ

そのご スカイラークガーデンで軽食を食べ
「Y口 今日は帰りに上州屋にいきたくなるくらいの
勢いになっちゃうかもてくらい釣れるとこ連れて行ったんだけどな、、、」
『バビは釣りをやったこともない人間に いきなりあんなヒドイとこ連れていって
釣り人口を減らそうとしている!!』
「今度は投げたら すぐ釣れるとこへ連れていくよ」
『バビ昨日から そんなこと言ってたぢゃん、、、』
『バビは嘘つき 天気は晴れるって言ったのに雨!! 魚は釣れない!!』

「今度は絶対 釣れるから」>弱々しく
『、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、』>薄目で

ウソつきはウソつきの言うことを信じない

バス釣り人口を増やす絶好の機会だと すごい期待してたんだけど
児島玲子 いしいその 大渕絵梨香のように
「釣りロマンを求めて」「Rod&Real」「Lure Magazine」
に出てるような女バサー誕生ならずか
はぷはぷ

スーハー漁師バビロン 涙のガイド失敗

次回 レイクエルサルト>メキシコ編
釣行記を待てっっ!!

● インスパイア エアリアル ICSS−60UL+BIOMASTER2500Mgs
+MashingunCast6lbs+センコー4inc(WM) 1匹 30cm

 本日の教訓

・関東近県では ボウズを覚悟しろっ>きっぱり

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